私がやってるXG音源のワザを披露します。
主にQY70がメインですが、MUシリーズユーザーもご覧下さい。
何か参考になるのが見つかるかもしれません。参考・出典:QY70リストブック
曲の部分によってトレモロとかオーバードライブを切り替えて使う場合は、曲の途中にシステムエクスクルーシブを挿入します。
QY70で行う場合、エディットモードでXG Exc Effectを挿入します。
音符データと重なる位置に置かないことを推奨しますが、1パートぐらいでは曲がもたることはないようです。
PLG150-PFのハープシコード(チェンバロ)の音色。
確かにMUシリーズよりはいい音はしますが、クラビノーバのようなコーラスが適度にかかっている音は出ません。
ここまで言うとわかると思いますが、コーラスを付けてよくしてやろうということです。
使用するのはコーラス1でいいのですが、このままでは変な音になりますのでLFO Freqを下げてください。目安としては0.08Hzが適当のようです。
オルガンといってもその演奏形態は2つあります。
・ソロで伴奏などを演奏する
・オルガンをメインに演奏する特に後者はハモンドB-3のような2段鍵盤+ペダル鍵盤の機種で演奏されることがあります。
そして、そのサウンドにはロータリースピーカー(通な方にはレスリースピーカーと言ったほうがいいかも)が欠かせません。
XGでも再現は可能ですが、オルガンの2段鍵盤などを再現しようと複数パートで使用している場合は全部のパートにエフェクトをかける必要があります。
その方法はバリエーションエフェクトをシステムエフェクトにし、オルガンパートのみエフェクトセンドを最大にします。
エフェクトのパラメータは「オルガンその2」で紹介する方法で変化させます。音色についてですが、伴奏音色はオクターブユニゾンのように重なったような明るい音は避けた方がいいです。
これはドローバーオルガンやパーカッシブオルガンなど、ロータリースピーカーが欠かせぬハモンドオルガン系音色を使うときによくやっています。
必要な箇所にシステムエクスクルーシブを挿入してやれば変化します。
必要なシステムエクスクルーシブは「LFOフリカンシー」です。XGworksのイベントリストでは周波数も書かれていますのでそちらの方を直接書き込んで下さい。
滑らかに変化させたいときは少しずつずらして最終的に目的の周波数になるようにします。QY70のソングエディットを使う場合は以下の手順を行って下さい。
1.「Insert」を選択する。
2.「XG Exc Effect」を選択する。
3.「VarP1」を選択する。
4.以下のように設定する。
(詳しい数値はリストブックの「エフェクトデータアサインテーブル」を参照して下さい)
周波数 | 数値 | |
最大値 | 39.7Hz | 00127 |
最小値 | 0Hz | 00000 |
デフォルト値 (Fastではこんなもん) |
4.54Hz | 00081 |
当方のデータでの最低値 (実際はこんなもんでしょ という値) |
1.26Hz | 00046 |
これもシステムエクスクルーシブを使えばできます。
QY70のリストエディット画面にシステムエクスクルーシブを挿入し、再生すればモノフォニックモードになります。入力はソングエディット画面で行います。
1.メニューから「Insert」を選択する
2.「XG Exc Multi」を選択する。
3.カーソルを下に移動し、「M/P」を選択する。
4.「POLY」にカーソルをあわせ、「-1」キーを押す。
大抵の音源はシステムエクスクルーシブで文字やドット絵の表示ができるのは知られていますが、QY70ではあまり目にする機会が少ないかも?
実はこれ、QY70でも表示されます(気付いた人もいるでしょうが)。
どこで表示するのかというと、ソングモードのソングプレイ画面で表示されます。
文字表示はウィンドウ表示、ドット絵はソング画面の右下のコードを表示するところ(XGデータを受信すると「XG」と表示)に出てきます。XGworksでやるのが普通でしょうが、QY70でも入力ができます。
ソングエディット画面を開いて「Insert」を選んでシステムエクスクルーシブ入力状態にし、MUシリーズでやるのと同じように数値を入力します。文字表示は上段16文字・下段16文字、ドット絵は縦16ドット・横16ドットです。どんな配列かはQY70のリストブック58ページに掲載されてますからそちらを参照して下さい。
QY70でのドラムキットのエディットはスネアやバスドラムやシンバル系など一部の音色のみでその他の音色は非対応となっていますが、本体上からできないだけでXGworksやSOLからの操作でエディットすることが可能です。
これでタムの音を変な音にしたりすることも可能?